具体的にツールの名前を出すのもどうか?と思ったのですが、利用したままだと、今の所(2014.06.23現在)、この不具合を解消できないようなので、該当者は少ないと思われますが、記事化致します。
忍者バリアーってそもそも、最近のツールに疎い当方は、なんのことか判らなかったのですが、なんか迷惑ユーザーを弾いてくれる仕組みらしいです。
参考)忍者バリアー
http://www.ninja.co.jp/barrier/
まぁ、便利そうなツールですよね。
これは、Javascriptかなんかで、NGとしたユーザーを弾く仕組みのようですが(よく判らない)、これがなんとグーグルボットさんもNGユーザーと認識してしまっているケースがある、ということで、問題が出てくるようです。
相談サイトで、ウェブマスターツールが使えずに、やや怯む
相談して来て下さった方は、これに全然気がついていなくて、
「なぜか突然、検索しても表示されないし、ブログタイトルで検索しても表示されないんですが、何が悪いんでしょうか?」
と駆け込んでこられました。
(まぁ、問合せフォームから問い合わせて頂いただけですが。)
最初は、「なんかエグいリンクでも、購入されたのかな?」と思ったのですが、全く趣味のブログなので、リンクを買ったことも、そういう被リンク対策すらしたことない、とのことでした。
「んじゃ、とりあえず、ウェブマスターツールの情報でも見せて頂こうかな・・・」と連絡したのですが、サポートが冷たい対応してきた某ブログで、ウェブマスターツールの設定が無理だったので、断念しました。
外からサイトの状況を把握してみるだけでも、ヒントがあった
というわけで、しょうがないので、なんかヒントでもないかなー・・・と思って、インデックス状況を確認した所、
なぜかTOPページのタイトルが
NINJA-TOOLS ACCESS CONTROL COUNTER
になっていました。
「ん?」と思って、とりあえず、キャッシュを確認してみたら、全然違う会社のキャッシュ・・・。
「なんじゃこりゃ?」となって、さらによくよく調べてみると、認識としては、↓な画面として、キャッシュされているみたいでした。
ということで、この時点で、「忍者バリアーが原因じゃないか?」と思い、相談者に連絡して、忍者バリアーを外してもらいました。
外して頂いたのが、2014年06月18日の14時頃でした。
その後何回かブログを更新してもらい、こちらも、https://www.google.com/webmasters/tools/submit-urlから、なんどかクロール申請させてもらいました。
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# ちなみにクロールの件を思い出させてくれたのは、ラッコ様のツイート。Fetch as Googleが使えない場合は、重宝しますね。
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皆フェッチフェッチって言ってるけど、クロールリクエストも結構使えるんだよ。
WMTにサイト登録しなくていいし、5分程でクローラー回ってくれるしね。
取得した中古ドメインがIndexするか、直ぐに確認したい場合とかに便利じゃないかな。
https://t.co/5zpRCXGWY3
— ラッコの手 (@axel_seo) 2014, 6月 16
忍者バリアーを外しても、しばらくTOPの認識が変な状況が続く
忍者バリアーを外してブログの更新とクロール申請したところ、翌日の6月19日の15時頃には、「NINJA-TOOLS ACCESS CONTROL COUNTER」とタイトルが表示されることは無くなりました。
が、ついでにTOPページのインデックスも無くなりました(笑)
相談者の方は、これまた心配されていたのですが、まぁ、一旦インデックス精査に入った、ということなので、良い兆候なんじゃないかなー・・・と思っていました。
こちらとしては、キャッシュが、まだ上記の忍者バリアーの画面でしたので、そこがちゃんと入れ替わらないと無理なんだろうなー・・・という感じです。
ということで、今度は、キャッシュの内容変化があるまで待って頂くようお願いして、相談者の方には引き続きブログの更新を依頼しました。こちらは、更新されたのに気がついたら、クロール申請です。
そのうちに、「NINJA-TOOLS ACCESS CONTROL COUNTER」というタイトルがまた復活してきて、今度は、また違うサイトが認識されているようでした。
そこで、これまたラッコの中古ドメイン屋さんに教えて頂いた
info:
コマンドで見てみると、案の定、
別サイトとして認識
されてることがわかりました。
これで、忍者バリアーさんが表示している画面が、
同一コンテンツ
として認識されて、該当のサイト的にはペナルティを受けている、ということが確定しました。
まぁ、対応策としては、結局は、忍者バリアー外して待つ、しかないんですけどね・・・。
重複コンテンツ認定は、おそろしい。ホワイトでも巻き込まれる一般市民。
サイトの認識があらたまる待った結果、2014年06月22日の午前中には、めでたく、忍者バリアーの画面を出しているのとは別サイト、という状態になったようで、急激に順位は回復したようです。
ブログのタイトルでもちゃんと検索結果でTOPが表示されるようになったご様子で、めでたし、めでたし、でした。
ブログの内容の特徴から、殆どTOPページにリンクが集まっている(と思われる)ので、サブページでは、さっぱり順位、アクセスが振るわない状況だったようなので、良かったです。
しかし、知らない間に重複コンテンツ認定でペナルティ(というか、あの画面ではコンテンツの評価をしようがない)って恐ろしいですね。
なんか忍者バリアーさんて有名なのか、結構あちこちのサイトで使われているために、起こった事故(?)みたいですね。
ただ、相談者の方は、半年以上前から使ってて、検索結果に出なくなったのは最近、ということなので、重複コンテンツ判定まで時間が掛かるってことなんでしょうね、きっと。
SEOは、半年やそこらで評価したらダメ、ということかもしれませんね。
パンダアップデートや、重複コンテンツペナルティなんて一般ネット市民には関係ない、とは言ってられない、という事例でしょうか・・・。
たまに
「上位表示対策してないから、大丈夫」
「ホワイトハットSEOだから、気にしない」
という意見を散見しますが、ブログやサイトで食ってる人、運用やってるWEB制作会社さんとかだったら、どんなことやってようとGoogle、Yahooから集客する限りは、グーグルのアルゴリズムから無関係ではいられない、ということですね。
(フェイスブックやツイッター、メルマガ、PPCからの集客だったら関係ないですけど。自分的には、集客のリスク分散って「サイトを別に作る」じゃなくて、こういう「集客経路を別にする」ということだと思ってます。)
まぁ、しかし、どんどん複雑化&高度化するG様のお相手は大変ですね・・・。
以上、ご参考まで。