40近いおっさんが、ビジネスブログで「プリキュア」ってなんじゃ?!という感じですが、きっかけがコレでしたので、しばしお付き合い下さい。
プリキュアを知らない方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明すると女の子向けのゴレンジャー(古っ!) or 仮面ライダーですね。セーラームーン辺りから出てきた女の子向けの戦闘物アニメです。
ウルトラマンや戦隊物が毎年内容変わるように、プリキュアもシリーズになっていまして、標記の「スイート♪プリキュア」は、昨年度(2011年)のシリーズです。
(ちなみに、スイートは「sweets」じゃなくて、組曲を表す「suite」です。音楽がモチーフでした。)
歌詞変更の件を知って思ったこと、その1
昨年、と言えば、3.11の大震災があって、このスイート♪プリキュアも他シリーズより1回分放送が短くなる、という影響を受けてます。
このシリーズは、2月始まりなんで、途中で震災があることになるのですが、震災を受けて後半のお話が割りと家族や絆がテーマに変化していった、ということが言われています。
で、この過去のシリーズでも前例はあるらしいですが、珍しくシリーズの途中でオープニングテーマの歌詞が大幅に変更になったみたいです。
当初は、
http://www.kasi-time.com/item-52865.html
で、録り直し(?)が終わった秋ごろから、
http://www.kasi-time.com/item-56055.html
に変更になりました。
イントロのドラム・イン部分が少し変わりましたが、メロディーや演奏自体は変わらず、歌詞のみが変更です。
前者と後者を比べてみれば、明らかに良い歌詞に変わったように思うのですが、如何でしょうか?
前者は、単なる学校生活でプリキュアになってー・・・という感じでテーマがぼやーん、としてこちら側に訴えてくるものがあまりありません。
が、後者の歌詞は、支えあう素晴らしさ、誰かが隣にいる幸せ、みんなで一緒に前向きに行こう、というテーマがストレートに伝わってくる内容に変わっています。
震災を経験した我々にとって、どちらがより心に響くか?というと、やはり後者じゃないでしょうか?
歌詞のテーマが明確になって、非常に引き締まった歌になったなー、と思います。(素人が上から目線ですみません・・・。)
もともと演奏自体も素晴らしいハードロックで、リフや、ドラム・ベースのリズム隊の素晴らしいグルーブに、少しハスキーなハイトーンな女性ボーカルの声が乗って、かなりカッコいい曲です。
この歌詞変更のことで気が付いた大事なことというのは、サイト構築におけるテーマの明確な設定、ということですね。
テーマがぼやけたサイトは、この曲の当初の歌詞のように人に訴えかけるものが生まれにくい=他と差別化できない、ということになるかなーと思いました。
グーグルさんのブログでも「心のこもったサイトか、そうでないサイトかは判ります」というようなこと言ってましたが、訪問者だって判るでしょうね、きっと。
一般的な商材を売っている場合は、探せば幾らでも他のお店が見つかりますし、結局、値段勝負になりがちです。
が、売り手側に、お客さんの役に立ちたいという気持ちがある、真にお客のことを考えているサイトは、商品情報や導線も、痒い所に手が届く状態になっているはず。
そしてそれらが結果的に、値段がちょっと高いけど、なんかこのサイトの方が良く感じる・・・という雰囲気を醸し出せるような気がします。
自分が売りたいだけのサイトと、この商品・サービスでお客さんの役に立ちたいという意識が明確にあるサイトは、違うと思うのですが如何でしょうか?
歌詞変更の件を知って思ったこと、その2
また、今回この歌詞変更、という事態は珍しいことで、多くの視聴者(の親)は、「何で?」となったはず。
この歌詞変更の件は、「震災を念頭に・・」と公式に発表があった訳ではないのですが、明らかにそういう意図は見えます。
ネット上でもそういう解釈をする方々のブログや質問サイトの回答があったりして、割と定説化してるみたいです。
で、「何で?」と疑問に思っていた人が、その答え(らしきもの)に触れると、ついつい(今回の当方みたいに(笑))、「ブログ」や「ツイート」してしまう、という流れが出来ます。
また、アンパンマンのエンディングテーマも6月頃に「勇気りんりん」に変わって「アンパンマン体操」が流れるようになりました。
アンパンマンのエンディングは割りとローテーション有るみたいですが、「勇気りんりん」が結構長かったので、「サンサンたいそう」ではなく、「アンパンマン体操」に変更になったときは、なんとなくメディアの向こう側の人達も自分たちのやれる方法で、何か貢献したい、と思った表れかなーと好意的に解釈して、ちょっと感動したもんです。
いつもは見えない、判らない向こう側の人の気持ちが見えた時ってなんか嬉しいし、反応してしまいますよね?
SEO業界の人は、マットカッツさんの最新ビデオは、とりあえず見るだろうし、公開されたことを知らせてくれるツイートも良く流れてきます。
旧YST時代は、YahooのスタッフBlogが更新されたら、こぞって話題にしていたりしていたように思います。
よく言われる「口コミ」です。
「不自然なリンクに関する Google ウェブマスター ツールからのお知らせ」が届いて再審査リクエストを送ったサイトは、直接的にページランクを獲得するようなリンク構築手法は使えないので、ナチュラルリンクを獲得する方法を考え出さないといけません。
このプリキュアの歌詞の件で「ブログ」を書きたい、と思った際に、ふと「口コミを獲得する、というのはテレビを始め、リアルビジネスに於いては、ネタも事例も豊富なはず」と気が付きました。
識者の方からすれば、「何を今更・・・」という感じかもしれませんが、ツイッターやFaceBookのコミュニケーションツールが発達した今日では、リアルビジネスの口コミ手法も多いに活用できるんじゃないのかなー?と思います。
当方は、まだまだこれから勉強、なんですけど、実際に店舗販売の世界から、ネットビジネスに参入された方は、既にあるノウハウがネットでも活かせるかもしれませんね。
口コミは良いことも、悪いことも広がる
ただ気をつけないと、口コミは、良いことも悪いことも拡散しやすいと思います。なので、誇張したり、そもそも粗悪なもの、一般的なモラルに反することなどは、逆効果になると思います。
今後、不自然なリンク通知の影響で様々なリンクベイトの方法が出てくると思いますが、逆効果にならないように十分考える必要もあるでしょう。
最近、リンクベイトの手法でちょっと炎上気味になってる件ありますけど、あのサイトで儲けたお金で100万円くらい寄付したらいいんじゃないかなー?金で解決、っていう訳じゃないですけど。
まぁ、余計なお世話ですね。
長々と駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
注)
このエントリ、決して
当方が大きなお友達であるカミング・アウト
をしているわけでは御座いませんので誤解なきようお願い申し上げます。