帰って来た「るーびーなう」!GoogleのSEOについて、たった1本のリンクが教えてくれたこと。

以前のツイートブログで、『さようなら「るーびーなう」。TITLEタグの力は偉大なり!』という記事を書いたことがありますが、その後日談(?)です。

その記事では、当方のメインサイト( http://www.valid-seo.biz/ )のタイトルタグを「SEOうんちゃら・・・」から、「るーびーなう」に変えてみたらどうなるか?という実験の結果を報告しました。

その実験では、GoogleのSEOに於いて、タイトルタグは非常に重要、リンクが無くてもタイトルタグにキーワードが入っている(もしくは、タイトルタグをキーワードだけにする)と、順位に影響がある、ということがわかりました。

 

前述のエントリーは、その実験結果を書いたのですが、書いた時点ではタイトルタグは既に戻し、「るーびーなう」で「1000位圏外」になっていました。(というか、タイトルタグを戻せば再び圏外になるかどうかを確認してから書きました。)

それで「さよなら・・・」というタイトルにしたのですが、なんとその記事を書いた4月2日から1週間後の4月9日に「るーびーなう」で6位、最高5位という所まで戻ってきました。

いきなり6位に上がったことは、SEO対策のボルト君 が、

「るーびーなう」で6位と教えてくれたツイート

と教えてくれたんですけど、正直、何が原因かわからなかったのですが、大変お利口なボルト君が、
「るーびーなう」が6位になった原因を教えてくれたツイート

と再び教えてくれました。

「えぇっ!それだけで、6位!?」

と、びっくりしましたので、ここから、新たなる実験を開始してみました。その結果、判ったことをご報告したいと思います。
(前フリ長っ!)

まずやったことですが、

を確認するために、2011年04月10日に記事内からURLリンクを外しました。インデックスを促進するために、再度該当の記事をブログのTOPに持ってきました。

すると4月12日にいきなり169位に落ち、4月16日に圏外、4月19日に一旦164位に戻したものの、再び21日には圏外になりました。

「ふむ、これは影響あったのかもしれないな・・・」

ということで、次は再び記事中からのURLリンクを戻して、順位も戻るか?を確認しました。戻したのは、2011年04月27日です。併せて、再びインデックスを促進するために、再々度、該当の記事をブログのTOPに持ってきました。

すると、長らく圏外でしたが、5月7日に31位に復活、その後5月17日頃まで30位~33位をうろうろしてましたが、5月21日には9位に返り咲き。

現在は、26位にまた戻りましたが、

  • ページ内はおろか、サイト内にも「るーびーなう」というキーワードは無し
  • 「るーびーなう」というアンカーテキストでのリンクは無し

という状態での順位なので、割とグーグルのリンクに関するアルゴリズムの一端がはっきりと垣間見れたかなー?という気がします。

あと、もう少し面白い現象もあって、URLリンクを再び復活させた後の順位は、33位→13位→9位→26位という遷移をしたのですが、

  • 13位の時は、『さようなら「るーびーなう」。TITLEタグの力は偉大なり!』のサブページとしての認識(インデント表示)
  • 9位の時は、『さようなら「るーびーなう」。TITLEタグの力は偉大なり!』の順位よりも上位
  • 26位の現在は、『さようなら「るーびーなう」。TITLEタグの力は偉大なり!』とは関連せず別サイトとして存在

という動きをしました。

 

多少の異論もあるかと思いますが、今回の実験結果で判ったことは、

  • グーグルのリンクに関する関連性は、重要かつパワー大
  • リンクは、アンカーテキストじゃなくても、リンク元ページの関連性で、ターゲットキーワードに対して効果がある
  • ただし、リンクされる側の関連性は見てない
    (リンクされたサイトには「るーびーなう」は一切記載されてない)
  • 関連性はリンクされるページ単位でしかみてない
    (つぶやきブログの方で「るーびーなう」は殆ど登場してない、リンクもない)
  • URLリンクでも、流すべき「キーワード」を認識している
    このつぶやきの「キャッシュみると、このページに向けられたリンクに含まれる~ってますね」て仰ってる部分です。下図参照)URLリンクなのにアンカーが設定されている例
    #「このページへのリンクにだけ含まれているキーワード」ってなんか良く判らない日本語ですけど・・・。
  • リンクのパワーが発揮されるには、1週間から10日前後は掛かる
  • サイトのオーソリティが高ければ、キーワードが多く使われているリンク元より上位になるケースもある
  • Googleは、サブドメイン間(もしかして全サイト?)の疎密度合いを毎日のように計算処理している

ということです。

ただ、「リンクされる側の関連性」に関して言えば、「るーびーなう」と「SEO」というキーワードの関係は、種々の努力があって(?)アドワーズで「るーびーなう」で検索すると関連する語として「検索対策」「seo対策とは?」が出てくるくらいなので、もしかしたらリンク元の関連性も見ているのかもしれません。

 

この結果を見るとGoogleが何をやりたいか良く判る感じがしますね。

 

こんな実験結果を手にしていたので、ワンクッションリンクや、その他色々と検索エンジン対策を成功報酬のお客様の所に施策してみているのですが、中々成果がでません(泣笑)これが、SEO対策の難しいところですね。

このエントリが、皆様のリンク対策の一助になれば幸いです。

 

最後に、e-searchの管理人さんて、すごい!(笑)